深刻な社会構造   

私は日本から外に出ているわけでそれほど日本事に関係はないように思えますが、
実際は海外にいても日本人として生活しているので物凄く響いてきます。

今回起こした秋葉原の事件は、派遣社員という社会構造の一つの層がひずみを起こしている。
これは単なる殺人事件として片付けられない。
就職氷河期を過ごしてきた人達は派遣職員として職場を転々とせざるを得なかった。
あるいは「成りたい自分になれる」と自己啓発を敬称してきた派遣業務のひずみかもしれない。
これを果たして本人の責任だけに押し付けることができるのだろうか?
今の日本で社会生活の不安を抱いている人々は一握りではない。
経済格差の真っ只中にいる大半の人々が将来に不安を抱いている。
いつ解雇されるか分からない不安、住む所を失うかもしれない不安、将来が見えない不安。
殺人をするかしないかは別として、
それを単なる彼の精神的異常で片付けられるのは許せないのである。
真面目で成績も良く大人しく育った人は上に逆らえず抑制され、
事件を起こす人の大半が自分の怒りを正しい矛先に向けられないでいる。
向かうのは大半が弱いもの、幼いもの、下のものである。
彼の場合、本当はそうではないはず、社会や雇用された会社に向けるべきであった。
社会が人々を篩にかけて、正社員・非正規雇用と分け隔てている。
そういった責任は誰も問わないのだろうか。
誰も責任を取らない・認めないのだろうか。
[PR]

# by martini_glass | 2008-06-10 21:04 | 日本人である事