NYのホームレスはどこにいる?   

都会特有のホームレス達のその数は年々増えていると報告されています。
それぞれ何かの理由から家賃が払えず裁判所命令で家を追われたのだと思います。
若者にありがちなドラッグに溺れた、ギャンブルに溺れて離婚された、カード破産に追い込まれた。死ぬ気になって働けば家賃くらい払えるはず。でも現住所があって連絡の取れるところに住んでいないとまともな仕事に就けないのは日本もNYも同じです。

NYのホームレスは東京や大阪のホームレスとは違っていつも一箇所に集団で寝泊りしていません。一応ホームレスの収容所はあるらしいのですが、毎日数時間の労働をしないと寝泊りできません。食事もあるそうです。でも、精神的にも病んでいる人が多いのか集団生活を嫌がるのか、外で大きな荷物を抱えたまま街を徘徊している姿を見かけます。スーパーマケットのカートに全財産を乗せてどこからどこまで歩いていくのだろうという人もいます。街角に座り込んで物乞いをしている人、動物も犠牲にして座っている人、地下鉄で物乞いしている人と人種・老若男女問わずさまざまです。残念ながら日本人も見かけました。とにかく彼らは街の管理体制が厳しいため、一箇所に留まっておられず徘徊しているのか何処にいるのか分かりません。冬の人が外に出ない日にセントラルパークで凍死しているホームレスも聞きます。夏の熱帯夜に捨てられた車の中で死んでるホームレスも聞きます。

数年前の冬のある日、1人で5番街を歩いていました。あの雑踏の中、黒人の女の人が黒いゴミ袋から頭と手足を出して街角に素足で立っていました。私は「ジョーダンでしょう」と目を疑っていた所へ、ある老紳士が彼女にトレンチコートを差し出して片に掛けてあげているのが目に飛び込んできました。よく周りを見渡しても、日本のTVショーのように誰も出てこないし、現実なのだと凄いショックを受けました。

もう一つショックだったのが、ティーン達です。隠しカメラが追ったのをテレビで見ました。よなよな寝るところを探すために車が止まるのを倉庫街で立ちます。それを知ってか知らないでか、白人のお金持ちは一晩に2~3,000ドル女の子達に払うそうです。そして今日の寝床の確保。中には昼間はNY市立大学に通うという普通の女の子もいました。彼女達も立派なホームレスです。家出なのか、両親が亡くなったのか、身を寄せる所がない、こんな事は長く続けたくないけどという子は少なくない。

「生きてさえいれば、死ぬ気になれば何でも出来るわよ」と言った友達の言葉もある意味怖かったけど、街には悲しい物語がいっぱい流れている事を知らされたのでした(涙)。
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by martini_glass | 2007-06-30 09:51 | ニューヨーカーである事

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